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平成19年10月27日(土) 天候; 曇りのち雨  参加者; 39名 スタッフ 8名


深入山の山頂ではご覧のとおり・・・。でも記憶には残りました!


深入山(1152.7m)広島県安芸太田町

 西中国山地の芸北地方に位置する深入山、西軽井沢といわれる八幡高原や聖湖、渓谷美を誇る名勝三段峡、その源流にドーム型をした草原の山容、これが今回の目的地である。
 優美な女性的な山と親しまれ、雪が融ける春になれば「山焼き」が行われ山肌はやがて若草に彩られる。夏になると、レンゲツツジ、フデリンドウ、ササユリが咲く。秋になると、草原はススキの銀色が輝き波打つ。そして冬、雪が降ると純白となりモンブランのような神々しい姿となる。
 東登山口から山頂までは通常40分程度だろうが、今回は地図を見ながら登山を楽しむので時間は長め、今、自分がどこにいるのか確認しながら、そして、あの山は何という山だろうか? 疑問も解決できるか、そのようなねらいもある。展望とあわせ、今までと違った山行きを充分楽しもう。
 山頂からの展望は実に絶景である。北の方には目前に臥竜山、その右に掛頭山、そして、その間に大佐山、眼下には聖湖、西へは恐羅漢山、十方山など西中国山地の山々が素晴らしい姿で点在している。そして、頂上の三角点のタッチ・・・この感動を味わってみよう。



 今年度から、宇部市教育委員会楠分局で実施していた登山教室は、コミュニティスポーツくすのきの主催で開催されることになった。今までは指導者のみという立場であったが、今回からは企画運営からとなり、不慣れではあるが懸命に取り組んだ。

 募集開始から、締切日まで順調な申込みで定員も一杯、スタッフとあわせて47名で今回の登山教室となった。本番の日が近付くにつれ、スタッフは日夜打ち合わせに余念がなく準備を進めたものだった。
 
 当日の天気予報も、2日前では好天となりそうだと確信したのだが・・・。前日になって台風が発生、その影響がとても心配となった。その不安は的中したようにもあった。

 10月27日、周囲が明るくなり始め、天気はどうやらいいのかも・・・。しかしこれは山口県西部地方の話。広島県北部地方は曇り、降水確率は低いが台風が取り巻く外側の雲はかかっているようだ。雨が降るかもしれない、風も強いかも・・・。とにかく元気よく集まった参加者とともに、6:40 船木ふれあいセンター前を出発。

 貸切バスの車内で主催者側からの挨拶、日程の再確認(ホームルーム)が行われる。小郡ICより中国道へ入り鹿野SAで1回目の休憩が終了した後、1時間目地形図の見方(1)についての講義が始まる。地形図の記号や記載にあたっての決まりごと、それとコンパスとの関係について行われた。筒賀PAで2回目の休憩、戸河内ICを降り、国道191号線を三段峡方面へと向かう。9:35 深入山登山口にあたる「いこいの村ひろしま」に到着。
 
 登山準備を整え、2時間目地形図の見方(2)について、実践に入った。まずは地形図に磁北線を引く。そして、現在位置の確認、目的地の方向、進む登山道の周囲を含めた状況の確認などを行う。参加者は今までの登山と全く違った様子に興味を持ったりしたであろうか。この頃の天候は曇り、風もある。

 準備運動をして体をほぐし、10:20 3時間目はいよいよ登山開始。4グループ構成で登山となり、途中、現在地の確認をしながら登山道を登って行った。だんだんと雲行きは怪しくなり、周囲の遠望は利かない様子。しかし、地形図とコンパスで進む方向は確認できる。ただ、このあたりから、時折雨模様となって来た。先頭は11:00 深入山の肩とも言われる南登山口との合流点に差し掛かる。無線の入り方から、どうやら列は長くなっているようだ。

 11:10 先頭は深入山山頂に到着。雨風も強い。周囲の眺望も利かない状態。通常なら、後続の到着を待ち、昼食に入るが、今回はそうは行かない。雨風の影響で体感温度も低く感じられる。11:45 全員無事に山頂へ登頂。あわただしく昼食を摂り、記念撮影を済ませ、12:00 下山開始となった。よって、4時間目の山頂からの眺望は自習となった。

 下山は南登山口へ向けて下りた。相変わらずの雨風で登山道も泥濘滑りやすい、注意しながらとなる。途中、何組かの団体さんと出会う。「こんな天候でも登るんですよね、強いな〜・・・」「でも、私たちの登ったんよね〜・・・」 13:00 無事南登山口への下山完了。その後、いこいの村ひろしまにて休憩、そして冷えた体を温めるための入浴となった。ここまで大きなトラブル等なく、下山できひと安心である。

 14:35 いこいの村ひろしまを出発、帰路に着く。中国道へ上がる前、道の駅「来夢とごうち」で土産物を買う参加者、焼き団子を頬張る参加者、それぞれであったが、登山の思い出作りにもこういう光景はいいものだ。ここでいろいろと見ているうちに、「西中国山地再発見 森羅万象」というビデオが販売されており、4時間目が自習となったこともあり、帰路の車内で眺望が開けていなかった残念な思いをこのビデオに託そうと購入、5時間目はビデオ鑑賞となったのである。国の特別名勝に指定されている全長13キロにもおよぶ長大な峡谷・三段峡をはじめ、大山につぐ中国地方の高峰・恐羅漢山、そして山頂からは西中国山地の山並みをはじめ遠くは日本海まで望むことができる、きょうの目的地「深入山」まで、約70分のビデオ鑑賞は素晴らしく、「再挑戦」を誓ったものでした。

 17:30 このようにして全員が無事に宇部市船木ふれあいセンターまで戻って来ることができた。このことが何よりうれしいことだ。そして、この登山教室を通じて、多くの参加者がまたどこかの山々へ安全にチャレンジされることを祈り、終了となった。

 お疲れ様でした。


 


■主催者を代表し、コミュニティスポーツくすのき会長、境より
  挨拶。
■1時間目
  地形図についての講義を受ける。みんな真剣?
■2時間目
  地形図について、現地で実際に磁北線を引き、現在地
  などの確認。
■準備を整えさあ登山開始だ!
■3時間目
  現在地や周囲の状況を確認しながら登っています。
■登山中で見かけた植物
  リンドウです。
■これは、ツリガネニンジンです。
■センブリでしょうか?
■リンドウの蕾
  来週あたりが見頃か・・・?
■カワラナデシコです。
  風にあおられゆらゆらしてました。
■深入山の肩(南登山口からの合流点)
  深入山山頂まであとわずか。風も強く、雨も降り出し、眺望
  も利かない。
■焼きだんご食べてます!
■5時間目の教材
  ビデオ鑑賞となった5時間目、三段峡や恐羅漢山、深入山
  などが紹介されている。
■5時間目の教材
  ビデオケースの裏面、ビデオは約70分、これを観たら
  「深入山、やっぱー登らんにゃあいけんのー・・・」


 コミュニティスポーツくすのきがお世話をさせて頂いた登山教室どうだったでしょうか。また来年度実施されるようでしたら、今回の反省点などを踏まえ、取組んで行きたいと思っています。