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平成19年 2月11日(日) 天候; 晴れ  参加者; 35名

普賢岳山頂広場で 後方は平成新山です!
2月とは思えない天候、花ぼうろもちょっぴりありました!


雲仙・普賢岳(1347m) 長崎県雲仙市

 雲仙地方で見ることのできる氷の芸術「霧氷」のことを、地元の人は愛着を込めるということから「花ぼうろ」と呼んでいる。何ともお菓子のような可愛い感じがする。それは、何でも雲仙を舞台にした若女将の物語「花ぼうろ」から付いたそうで、地元でも「雲仙ちょうちん祭りの花ぼうろ」というイベントまであり、本当に親しまれている。
 春はミヤマキリシマ、夏は青葉、秋は彩りのある紅葉、四季折々様々な表情で登山者を魅了している。溶岩ドームを背景に花ぼうろがキラキラと輝けば、それは青空に映え冬の風物詩、思い出として脳裏に焼き付くだろう。コース上では妙見岳から国見岳にかけてが見頃で、赤茶けた岩肌の平成新山を背景に、これは息を呑む光景だといえるだろう。



4:40
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16:30
21:35

 宇部市船木ふれあいセンター前出発
 九州道基山PA休憩
 長崎道木場PA休憩
 仁田峠到着
 仁田峠出発(登山開始)
 妙見岳展望台
 妙見神社(山頂)
 国見分れ
 紅葉谷
 普賢岳山頂到着
 山頂出発
 仁田峠下山
 仁田峠出発
 雲仙地獄めぐり、雲仙スパハウス(温泉入湯)
 雲仙出発
 宇部市船木ふれあいセンター帰着
 


 この冬は、エルニーニョ現象で記録的な暖冬傾向。いくら標高1300mを越す雲仙・普賢岳といえども、雪はあるだろうか・・・? 何とも不思議な心配をしなくてはならなくなった。スキー場ではないのに・・・。とはいえ、2月上旬にはこの冬一番の寒波、これで期待を寄せたものだ。ただ、早すぎたか・・・。

 当日の早朝、昨夜からの雨模様も上がり、満天の星空、そして深々とした冷え込みに変わっていた。これなら「花ぼうろ」は期待できるか、と思った矢先、ここは山口、遠く離れた長崎、雲仙方面は違うのではと、不安もよぎった。何しろ、高速を利用しても片道5時間の行程、まあ、行ってみないとね・・・、気持ちも切り替え集合を待った。
 今回の集合状況も優秀であった。俗に言う、寝坊による遅刻もなく、安心して登山に望めそうであった。今回の参加者は35名。貸切バスに乗り込み、夜の明けない宇部市船木を出発。簡単に挨拶をした後、しばらくはゆっくりとした時間を過ごした。古河SAで休憩の予定としていたが、みんなよく休んでいたから、基山PAまで進み、ここで1回目の休憩。直前の例会では、必要なものは出発までにそろえて置くように・・・。なんて言っていたが、このPAには、コンビニがあるではないか。休憩がてらにサッサと買うことは可能である。鳥栖より長崎道へ入ると、明るくなり始めはやり天気はよさそうなことを確信する。冷え込みもあるが、気温も上がりやすい感じがする。
 
 長崎道を諫早ICで降り、雲仙が迫ってきたが、雪はありそうにない。とても2月とは思えない状況といえよう。「また来りゃあ、ええそいね・・・」 なんて言っても片道5時間じゃ、ちょっと気合を入れんと・・・。まあ、天候はよさそうなので気持ちを切り替え、今回の登山に挑むことが大切だ。

 事前の例会では、雪や気温に対しての対応が大切と今一度の確認がされていた。防寒対策の一環として、手袋、帽子、防寒着などがそれである。手袋は軍手などは濡れると体温を奪うことから適さず、フリースの素材で掌にウレタン加工してあるのもが手頃、といった具合に確認されたものだった。また、アイゼンは必携である。今回はそのような心配は全く要らなかった。しかし、冬の登山として、いかなる場合でも重要なポイントであるということは熟知したことと思う。

 さて、登山のほうだが、これも天候の変化などを考慮していろいろなケースを想定していたが、これも全く不要となった。仁田峠からロープウェーの下の登山道を一気に上がり、妙見岳展望台 「ああ、もう暑くて・・・」 「着る物で各自調整を・・・」 と促した。ここからの景色はなんて素晴らしいのだろうか。また、登山道、国見岳のほうを観れば 「やっぱー、(雪、霧氷は)ないね・・・」 と少し残念がる声も・・・。自然の力にはどうしようもできない。妙見神社まで進むと、天候もよいことだし希望者は国見岳に行くことにした。本体は、予定通りの国見分れから普賢岳を目指す。霧氷がないことで足取りもやや重たい感じだが、雪がないので予定より早い。それをさらに拍車をかける自体が・・・。

 「あっこ(普賢岳山頂の直下)に(花ぼうろ・霧氷が)ある・・・!」 「えっ!どこどこ・・・? あっ本当!」 「はよう(早く)行かんにゃあ融ける・・・」 「あわてないあわてない、そんなにはよう(早く)融けりゃあせん」 とまあ、このような会話のやり取り・・・。国見峠から紅葉谷へはまず急な階段を下りることになり、それを上り返す形になります。「あわてないあわてない」というのはそのことからだ。その時国見隊は足元の悪い急な岩場に取り付いていた。本体からはよくその様子が見えた。やがて、鞍部を過ぎたあたりで無線が入り 「国見隊全員登頂!」の声。「気を付けて普賢岳まで登ってきてください」 と返信。

 紅葉谷で一息入れた後、普賢岳を目指し急な登山道を上がって行く。ただ、紅葉谷へは仁田峠から直接来ることもでき、多くの登山者とともに長い列となってしまう、いわば渋滞の状態となってしまう。また、下山してくる登山者とも離合待ち、もうそこでは 「はよう(早く)行かんにゃあ・・・」 なんて気持ちはないようだった。山頂直下の普賢神社に到着、ここでようやく「花ぼうろ(霧氷)」にご対面。感動の瞬間・・・?少しオーバーかな・・・。みんな思い思いに写真を撮ったり、感動の対話をしたりしていました。その頃国見隊は紅葉谷の手前、「やっぱ早い」・・・
 山頂へ到着。そこは大勢の登山者 「くじゅうより多い感じじゃね・・・」 全くそのとおり、昼食を摂るスペースも間々ならない。まあ、そこは同じ登山者同士、ひと時の空間を共有することに、つまり 「譲り合い」 ということです。
周囲の眺望は、平成新山を始め、国見岳の向こうに有明海、そして反対側には天草阿蘇方面ということなしの素晴らしいものです。時には霧島連山「韓国岳」も望めるといわれています。やがて、国見隊一行も山頂へ到着、さらに混雑振りとなりました。国見岳も多くの登山者で、離合も大変だったということです。眺望はことのほか申し分なく、5時間かけて来た御利益があったということです。

 楽しい山頂のひと時を終え、下山することに。登ってきたルートを紅葉谷までは同じで、そこからはあざみ谷経由で仁田峠へと下りました。紅葉谷までは足元もやや悪く、三点保持が重要です。あざみ谷経由は緩やかに下るといった感じでした。秋なら、このあたりは紅葉で楽しむことができそうです。

 予定より早く下山できたので、雲仙温泉では地獄めぐりまでの時間がわずかではありました取ることができ、参加のみなさんは喜んでいました。今回の登山は、花ぼうろにはちょっぴり寂しい感じがありましたが、大きなトラブルもなく、全員が無事に下山、そして帰宅できたことが何よりです。


■仁田峠から妙見展望台を望む。
 快晴、2月とはとても思えない。雪がない!
■妙見展望台より
 天草方面です。
■妙見神社付近より
 普賢岳と平成新山(向こう側)、
 霧氷なんて期待できない・・・。
■妙見神社にて
 大休止、エネルギーの補充をしています。
■妙見岳から国見分れ
 きょうのザックの中身は・・・?
 これが話題となりました。
■国見分れ付近より
 普賢岳(中央)、平成新山(左側向こう)
 普賢岳には登山者の姿が多い。
■国見岳を望む
 国見分れから紅葉谷へ向かうルートから国見岳を望んで
 います。
■霧氷
 普賢岳直下、普賢神社付近で見ることができました。
 青空に映えています。
■花ぼうろ
 これを観るために片道5時間かけてきました。
 観ることができ、感無量です。
■普賢岳山頂
 多くの登山者で賑わっていました。
 向こうに観えるのが平成新山です。
■雲仙スパハウス
 ここで温泉入湯、時間があったので地獄巡りも
 できました。